お子様がいるご家庭でペットを飼うか飼わないか悩むことがあるのではないでしょうか。
実際、子供とペットを育てることは大変です。しかし、子供がペットと過ごすことで、子供の成長に良い影響を与えることもあります。
今回はペットと子供の関係についてご紹介していきます。
Contents
ペットと子供の実際の暮らしの注意点
映画やドラマで、ペットと暮らす物語などがあり、憧れますよね。
あなたの知り合いの中には、ペットと子供が一緒に暮らしているご家庭も多いでしょう。
実際にペットと暮らす際には、日常で気を付けなければいけない点があります。
イメージがつきやすいように、犬と猫の場合でご説明します。
食事
ペットを飼う時に注意しなければいけないことは、まず食事です。
食べてしまうと、死の危険につながる食べ物がありますので気をつけましょう。
犬や猫でいうと、チョコレート・玉ネギ・ナッツ・ぶどうなどが挙げられます。
食べ物を置く場所には気をつけましょう。↓
また、拾い喰いをしてしまう可能性もあるので、子供が食べこぼしをしてしまった際にはよく注意しましょう。
アレルギー
アレルギーの種類には動物アレルギーがあります。目のかゆみ、くしゃみ、鼻水、皮膚の蕁麻疹等が主な症状です。これらは動物の毛やフケが原因で発生することが多いといわれています。
一般的には、薬で治療したり、こまめにペットをシャンプーしたりすることで対策をとります。もし、アレルギーが心配な方は、ペットを飼う前にアレルギー検査を受けてみることをおすすめします。
費用
子供を育てるのと同様にペットを育てることも食事や体調管理、日用品を揃えることでお金はかかります。
未就園児・・・月平均約70000円
保育所・幼稚園児・・・月平均約102000円
犬…月平均約10000円
猫…月平均約7000円
犬は予防接種やトリミングをしなければいけないので、猫に比べて費用が多くかかります。これらの費用は、ペットが快適に生活するために必要な費用ですので、費用が負担になる場合は各々で相談が必要です。
子供はペットから何を学ぶ?
ペットは可愛いだけでなく、子供の成長にも大きくかかわります。
人として大切なことをペットと生活することで学ぶことができるのです!
具体的にどのような影響があるのかご説明していきます。
感情豊かになる
動物は言葉が発せない分、態度で表現します。それに対して子供も、言葉以外の表現で感情をペットに対して表します。
「ペットは今どのような気持ちなのか」、「何をされたら喜ぶのか」、「嫌がるのか」を考えるようになることで、思いやりの心を学ぶことにつながります。そのため、子供の情操教育としてペットを飼う家庭も増えています。
命の尊さを学ぶ
ペットの寿命は人間と比べると短いといわれています。
ですので、ペットと暮らすにあたって死を目の当たりにすることがあるでしょう。
ずっと一緒に過ごしてきて大切な存在がいなくなることは、とても大きな悲しみです。
子供だけでなく、家族全員が命の尊さを学び、これからの人生の生き方について考えるきっかけとなります。
責任感が生まれる
例えば、家族の中で子供がごはんをペットにあげる役割を担っているとします。
子供がペットにごはんをあげなくなると、ペットはごはんを食べることはできません。
お世話をしなくなると同時に、ペットは悲しい思いをすることになります。
ペットは生き物ですので、ゲームとは違って、育てることを簡単に辞めることはできません。与えられた役割は責任をもって果たさなければならない、ということを学ぶことが可能です。
どのようなペットが子育てと両立しやすい?
子供と一緒に暮らすペットはどんなタイプが適しているのでしょうか。
ペットを世話することに手間がかかってしまうと、お世話に負担を感じてしまうことがあります。ですので、子供がいてもご自宅で飼いやすく、子供が接しやすいペットを飼うのがおすすめです。
犬
小型犬から大型犬まで様々な犬種がいます。生活スタイルや環境によって犬種を選びましょう。子犬のうちは小さくても、成長するにつれて人並みに大きくなる犬種もいます。
おすすめは、トイプードル・シーズー・パピヨン・ヨークシャーテリアです。毛が抜けにくいので、室内でも飼いやすいのが特徴です。
猫
自由気ままなイメージのある猫。猫を飼うのが初めてでも飼いやすいと言われているのが、スコティッシュフォールド・アメリカンショートヘア・マンチカンです。成長しても5キロ以下ですので、ご自宅で飼いやすい大きさの猫です。
うさぎ
うさぎも子供がいるご家庭にぴったりです。ホーランドロップ・ネザーランドドワーフがうさぎ初心者の方におすすめです。特に、ホーランドロップは、人に対してなつきやすい性格です。穏やかな性格ですので、子供がいる家庭でも安心して飼うことができます。
フェレット
フェレットはイタチ科の仲間です。人を怖がらず、よく人になつきます。鳴かないのでご近所迷惑の心配もありません。狭い隙間に入り込むことがすきなので、放し飼いはせずにケージの中で飼うようにしましょう。
デグー
デグーは信頼関係が築きやすいので、べったりとくっついて離れないなんてこともあります。暑さに弱いので温度管理は気を付けないといけません。
まとめ
幼少期から子供がペットと一緒に暮らすことで、人と関わっていく上で大切なことを学べます。
ただ、人によっては子育てとペットの世話の両立が負担になってしまうこともあります。ですので、各ご家庭で相談しながら決めましょう。