フケ悩みを抱える女性は意外と多いもの。
毎日入念にシャンプーやヘアケアをしていても、「フケが止まらない!」なんてことありませんか?
フケの発生は頭皮がダメージを受けているサイン。フケ悩みを解消するためには、頭皮をケアしてあげることが重要です。
Contents
フケ発生のメカニズム
頭皮は古い角質細胞を新しくする「新陳代謝(ターンオーバー)」を一定周期で繰り返しています。古くなった角質から新しい角質へと生まれ変わるのです。
フケとは、頭皮の新陳代謝によって剥がれ落ちる古い角質のこと。ターンオーバーは誰の頭皮でも行われるため、フケ自体は誰にでもできるものです。
ただし、通常の角質は、目に見えないほど小さいもの。目に見える大きなフケができる場合、頭皮のターンオーバーが乱れている可能性があります!
フケの種類とその原因
フケには大きく2つのタイプがあります。「乾性フケ」と「脂性フケ」です。それぞれその特徴や原因は異なり、頭皮の状態によって発生しやすいフケの種類が変わります。
乾性フケ
パラパラ落ちる細かいフケです。手で払うだけでカサカサしたフケがたくさん落ちます。
乾性フケの主な原因は頭皮の乾燥です。
脂性フケ
粘り気がある、ベトベト湿ったフケです。大きい塊となって髪に引っかかります。
脂性フケの主な原因は皮脂の過剰分泌です。
乾性フケと脂性フケを引き起こすきっかけは、日々の生活習慣の中に潜んでいます。洗浄力の強いシャンプーによる刺激、頭皮の洗いすぎ、過度なストレス、食生活の偏りなど。
間違ったライフスタイルが、フケを発生させている可能性があるのです!
シャンプー前のひと工夫でフケ予防
フケを予防するためには、頭皮のケアをすることが重要です。
簡単にできる頭皮ケアとしておすすめなのが、「入浴前に髪をブラッシングする」こと。シャンプー前のひと手間が、フケ予防・改善に大きな効果を発揮します。
入浴前のブラッシングがフケ対策になるワケ
入浴前にブラッシングをすると、髪や頭皮についた汚れやフケを落とすことができます。洗髪時の洗い残しが少なくなり、フケ対策に。
また、優しく頭皮をマッサージするようにブラシを入れると、頭皮の血行促進につながります。頭皮のターンオーバーが改善し、フケを予防することができます。
ただし、入浴後のブラッシングには要注意。入浴後は、逆に髪や頭皮にダメージを与えるリスクが高くなります。
髪を保護してくれるキューティクルは、髪がぬれることで開いた状態になります。外部からの刺激に弱い状態なので、ブラシが髪を傷つけてしまう可能性があるのです。
効果的なブラッシングの流れ
ブラッシングは、頭皮のフケ予防には欠かせないひと手間です。
頭皮と髪に優しい、正しいブラッシングの仕方を覚えましょう!
①髪全体を手ぐしでほぐす
絡んだ毛をほぐして、ブラシによる摩擦を減らすことができます。
②毛先からとかす
根元からブラシを入れると、髪が絡まり、切れ毛の原因になることがあります。もつれている部分を少しずつといていきましょう。
③徐々に根元に向かってとかしていく
毛先からスタートし、毛の中間、上部と、徐々に上からブラシをいれるようにします。最終的に上から下に向かって、優しくブラッシングします。
強く力を入れず、優しく丁寧にブラッシングしましょう。ブラシは硬すぎるものを避け、頭皮へのダメージを抑えましょう。
頭皮ケアでさまざまな頭皮トラブルが解消!
年齢とともに頭皮環境は次第に悪くなります。
頭皮環境の悪化は、フケ以外にも抜け毛、肩こり、頭痛、顔のたるみなどのさまざまな症状を引き起こす可能性があります。
これらの悩みを解消するためのポイントとなるのが、「頭皮の血行促進」。
頭皮の血行は、次のような行動を習慣づけることで良くなります。
頭皮マッサージをする
頭皮に蒸しタオルを巻く
半身浴をする
これらは血行不良で凝り固まった頭皮を柔らかくし、血液の流れを促してくれます。
血液は酸素と栄養を運ぶ大事な役割を果たすもので、頭皮トラブルの改善には欠かせません。頭皮環境を整えて、美容と健康を維持しましょう。
まとめ
フケは多くの女性を悩ませるトラブルのひとつ。
大きくて目立つフケがある場合、頭皮環境が乱れているサインかもしれません。
頭皮環境を整えると、フケ悩みの解消はもちろん、美容と健康においてメリットがたくさんあります。
ぜひ頭皮のお手入れも美容習慣として取り入れてみてはいかがでしょうか?