顔のシワやたるみ改善は、女性の永遠のテーマ。
高級エステサロン通いやスキンケア商品での対策に余念がない女性も多いはず。しかし、どんなにお金をかけてもシワ改善になかなかつながらない時はありませんか?
もしかすると「毎日の就寝時の寝姿勢」が原因かもしれません!
本記事では、顔や首のシワを引き起こす寝姿勢について紹介します。
顔に深いシワをつくる寝姿勢とは?
顔の寝ジワの原因は、肌の乾燥と圧迫です。水分を失って乾燥状態にある睡眠時の皮膚に、「圧迫」というさらなる刺激が与えられることで、シワができます。
就寝中の肌は、私達の想像以上に敏感で繊細なのです。
シワを作ってしまう寝方
顔や首に深いシワを作ってしまう寝姿勢は2つ。横向き寝とうつ伏せ寝です。
*横向き寝
ある研究では、実に日本人女性の約60%がしているという寝姿勢です。
一方に偏った状態を長時間継続するため、顔の片側にのみ頭の重みが集中します。その際に皮膚が押されて、顔の目元や口元にシワがよってしまうのです。
すぐに寝ジワがつくわけではありませんが、横向き寝の癖がつくと、次第にくっきりと深くシワが刻まれていきます。
*うつ伏せ寝
横向き寝以上にシワになりやすい寝姿勢です。
顔を枕に押し当てている状態であるため、顔の皮膚全体が圧迫されてしまいます。
うつ伏せ寝は、身体の節々にも負担をかけるため、身体全体の歪みの原因にもなります。枕による圧迫で呼吸が妨げられ、睡眠の質も低下。
美容だけでなく、健康面でもリスクがある寝姿勢なのです。
シワ予防につながる正しい寝姿勢
最も理想的な寝姿勢は、仰向け寝です。
顔を圧迫せず、前を向いて首が伸びた状態であるため、シワ予防になります。また、背骨の歪み防止やスムーズな血液の流れをもたらすなど、健康的な体をキープ。
仰向け寝は、シワ予防はもちろん、健康的な身体を維持する正しい寝姿勢なのです。
美肌をつくる睡眠の秘訣
年を重ねると、気になり始める肌トラブルや肌の衰え。スキンケアでの対策だけでは美肌を育てるには不十分な場合も。
年齢に負けない美肌づくりのカギを握るのは、「睡眠の質」です。
睡眠がもたらす美容効果
質の高い睡眠は、肌トラブルの予防や改善に大きな効果を発揮します。
睡眠中、肌の新陳代謝を促進する成長ホルモンが活発になります。この成長ホルモンが、ニキビなどの肌トラブル改善、日中受けた肌へのダメージ修復に一役買っているのです。
30歳前後を境に成長ホルモンの分泌量は次第に減少しますが、質の高い睡眠が成長ホルモン分泌をサポートします。
睡眠は、肌トラブルの回避だけでなく、今以上に美しい肌を手に入れるためにも欠かせない時間なのです。
質の高い睡眠には「寝具選び」がポイント
快眠の実現には、寝姿勢だけではなく寝具も重要です。
枕は、その中でも特にこだわりたいアイテム。睡眠の質を大きく左右します。枕の高さや硬さを誤ると、シワやたるみ、首・肩の凝りを引き起こしてしまう場合も。
一般的に、後頭部と敷布団の差は6~8cmが良いとされています。人によって体型や頭の重さが違うため、最適な枕の高さや硬さは異なります。枕選びの際は、自分に合った枕かどうかチェックしましょう。
睡眠の質は、枕はもちろん可愛い寝具、アロマの匂いなど、睡眠環境に大きく左右されます。美しい肌をキープするために、今一度睡眠環境を見直してみると良いでしょう。
まとめ
シワは、年齢が原因と思われがちです。しかし、習慣化した寝姿勢がシワを引き起こすきっかけになっているかもしれません。
睡眠は、美容と健康状態に関わる重要な時間です。私達は人生の3分の1という長い時間を睡眠に費やしています。質の高い睡眠を意識して、健康的で美しい肌作りに挑戦してみましょう。