子育てってとっても大変ですよね。
「なかなか言うことを聞いてくれない」「子どもとの関わり方がわからない」など。
こうした子育ての悩みは、年齢にあった関わり方を理解し子育ての基本を知ることで解決できます。
今回のテーマは「睡眠」「運動」「食事」
子どもの気持ちが理解できる!?子育てに必要なことは?
子育てに疑問を持つママたちの質問にお答えします!
①正しい生活リズムを身に付けよう
「寝つきが悪い」「朝起きれない」など、子どもの生活リズムの悪さに不安を感じているママは多いでしょう。
安定した生活リズムを送ることができれば、忙しい朝ももっと楽になりますよね!親子ですっきり!元気いっぱいの毎日を送るためのコツをご紹介していきます。
早寝早起きを心がける
「太陽を浴びることで体内時計がリセットされる」という言葉を聞いたことはありませんか?
太陽の光にはセロトニンを活性化させる働きがあります。セロトニンとは神経伝達物質のことで精神安定や睡眠に深くかかわっています。早寝早起きをすることでセロトニンが働き朝になると起きる、夜になると眠たくなるといったサイクルを作り出してくれます。早寝早起きを意識して健康的な生活を送りましょう!
早く寝るための環境を作る
寝かしつけには環境作りが重要です!
睡眠時に大切にしたいのは、「視覚」、「聴覚」、「嗅覚」、そして「安心感」。
次の項目をチェックしてみましょう。
・部屋は落ち着いて眠れる明るさか(視覚)
・オルゴールや鳥の瀬々、水の音のような安心感のある音楽を流しているか(聴覚)
・アロマを焚いているか(嗅覚)
・一緒に寝ているか(安心感)
これらの要素は、子どもを快適な眠りへと導くために重要です。ぜひ毎日の睡眠に取り入れてみて下さい。
生活表を作る
「もう寝る時間だから寝るよ」と、伝えても遊びに夢中。なかなかベッドに入ってくれないですよね。これは、子どもが“寝る時間”をきちんと理解できずにいるからです。
例えば、保育園ではお片付けをきちんとするのに、家ではまったくしないと思う方も多いのでは。保育園では子どもが自己決定、自己判断できる環境であるため主体的に動けるのです。
時計の絵とともにイラストなどで食事の時間、お風呂の時間、寝る時間など分かりやすく表にし、子どもが主体的に動ける環境にしてみるのをおすすめします。
②運動神経を身に付けよう!
近年、乳幼児期のような小さい子どもでも習い事へ通う時代となってきました。スイミングスクールや体操教室などは人気の習い事。やはりスポーツをさせたいと考えるママは多いでしょう。
成長段階のこの時期にどのような運動が子どもに必要なのか説明していきます。
スポーツ3大要素
皆さんは、スポーツの3大要素をご存知ですか?「走る」「投げる」「跳ぶ」これがスポーツ3大要素といわれています。
「良い運動神経」を身に付ける秘訣はこの3大要素を基本とした遊びを取り入れていくことです。
運動神経は、5~6歳までに80%、6~12歳までに100%形成されるといわれています。だからこそ、この成長段階で色々な経験をさせることが大切です!元気いっぱい過ごせるよう、たくさん動き基礎体力作りをしましょう!
乳児期・幼児期に適切な運動遊び
上記に述べた3大要素を基本とします。幼児期では「走る」は鬼ごっこやリレーなど、「投げる」はキャッチボールやドッヂボールなど、「跳ぶ」は跳び箱やトランポリンなどがあげられます。
1、2歳の乳児期など難しい場合は「歩育」!!たくさん歩きましょう。
お散歩だけでも変わってきます。外遊びが今後の運動能力を決めるカギ。とりあえずたくさん「遊ぶ」。これが乳幼児期に大切なポイントです。
③子どもの好き嫌いを克服する!
子どもが「全然ご飯を食べてくれない」「昨日まで食べていたものを急に食べてくれなくなった」など悩んでいるママは多いはず。
知っておいたほうが良い子どもの味覚についてや、好き嫌いへの対処法をご紹介します。
味覚の発達について
味には五つの基本味があります。「甘味」「旨味」「塩味」「酸味」「苦味」です。
人はこの味を「味蕾(みらい)」という器官で感じとっています。子どもの味を感じる力は大人の2倍以上といわれ、酸味や苦味は初めは受け付けられない味と体が認識してしまうようです。
「食べてくれない」「嫌いなんだ」ではなく何度か試してみてください。味に慣れてくる日がきっとくるはずです。
好き嫌いをする理由
わが子の好き嫌いが多くて心配という方も多いと思います。でも心配しないでください!子どもは繊細で敏感です。初めて見る食べ物に興味津々で手を出したかと思うと、苦みが…となると、「もう食べたくない」と、なりますよね。
味覚が未発達な時期は味に慣れていないということから、好き嫌いがどうしても多いよう。だからこそ色々な食材・料理を食べさせてみましょう。
好き嫌いへの対処方法
味覚の発達によって好き嫌いは少なくなってきます。でも、「食べさせたい。心配。」というママも多いでしょう。
そうした時は、嫌いだから出さないではなく、何度も食卓に出してみましょう。家族、周りの人が食べている姿を見るといつか食べてみようとする時が来るかもしれません。
外食時にあえて頼んでみるのもおすすめです。無理に食べさせようとするのではなく興味を少しでも持ってもらえるように工夫してみることが大切です。
好き嫌いは気長に克服させていきましょう!
まとめ
食事・運動・睡眠は生きていくうえで必要不可欠です。この乳幼児期が生きていく上で基礎となる最も大切な時期といえます。
原因や子どもの発達過程を知ることで考え方が少し変わったのではないでしょうか?
何事にも無理に強要するのではなく、子どもの発達過程をきちんと理解して接していきましょう。もちろん個人差はあるので焦らず子育てを楽しみましょう!