ウイルス撃退!自分でできる風邪・インフルエンザ予防法とは?

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ウイルス撃退!自分でできる風邪・インフルエンザ予防法とは?

冬になると大流行するインフルエンザ😢。
学校や会社が休みになるなど、毎年計り知れないほどの社会的な影響を及ぼします。

冬は、インフルエンザの発症はもちろん、風邪をひきやすい季節。
一度は、冬にインフルエンザ、あるいは風邪を引いた経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、自分で風邪・インフルエンザを予防する方法についてご紹介します。

そもそも冬に風邪をひきやすくなるのはなぜ?

風邪もインフルエンザも原因は、”ウイルスの感染”です。

体調不良にかかわるウイルスの種類は200以上あるといわれ、その多くは低温乾燥の環境下で飛散量が増えます。これらのウイルスは水分を含んでおり、湿度40%以下の乾燥した空気にさらされると蒸発して軽くなり、空気中を浮遊します。空気中のウイルスを口や鼻から吸い込むことで、ウイルスに感染してしまうのです。

ウイルスが体内に侵入してきても、それを防御する免疫システムが働くことで撃退することができます。しかし、冬は体温が下がりやすく、免疫力が低下しがちです。体温が1度下がると約30%も免疫力が落ちるともいわれており、ウイルスの侵入を許してしまいます。

冬は“寒さ”と“乾燥”という、風邪やインフルエンザのウイルスが体内に侵入しやすい好条件がそろうシーズンなのです。

「風邪」と「インフルエンザ」の症状の違いとは?

冬に体調を崩したとき、それがインフルエンザなのか風邪なのかを判断をすることはとても重要です。なぜなら、インフルエンザと風邪は全く異なるウイルスが原因の病気で、その症状や適切な対処法が全く違うからです。

症状が重症化しないよう、それぞれの特徴を正しく理解しておきましょう。

風邪の症状

一般的に風邪といわれるのは、急性の上気道の炎症です。風邪を引き起こすウイルスの種類はさまざまで、そのウイルスによって起きる症状は異なります。

代表的なウイルスは、アデノウイルス(12月~8月)、ライノウイルス(3~5月、9~11月)などです。流行はがピークですが、気候の変化や冷えがきっかけとなって夏風邪を引くケースも珍しくなく、1年を通して風邪予防をする必要があります。

ウイルスによって症状は若干違いますが、風邪の場合、のどの痛み、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、せき、発熱など、のど・鼻を中心として局所的に症状が現れます。症状はインフルエンザよりも穏やかであることが多く、熱は上がっても37~38℃程度上がり方もゆっくりであることが特徴です。

インフルエンザの症状

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。A型、B型、C型があり、人に感染して流行させるのはA型とB型です。

インフルエンザウイルスに感染すると、約1~2日間の潜伏期間を経て、突然症状がでます。インフルエンザに感染した際にみられる主な症状は、38~40℃の高熱、悪寒や倦怠感、関節痛・筋肉痛、下痢や腹痛、食欲不振などです。症状は、風邪とは違って体全体に現れるのが特徴で、症状はに出始めます。

インフルエンザウイルスの感染経路は、飛沫感染と接触感染が一般的です。飛沫感染とは、感染者のくしゃみや咳を別の人が吸い込むことで感染する経路、接触感染とは、ウイルスがついたドアやスイッチなどを触り、その手で自分の口や鼻などを触って感染する経路です。

インフルエンザになると通常の風邪よりも症状が重篤化しやすく、気管支炎や肺炎、脳症を発症する可能性が高くなります。

基本の風邪・インフルエンザの4つの予防法

風邪もインフルエンザもウイルスは違えど、基本の予防方法は同じ。”ウイルスを寄せ付けないこと”です。
これを徹底することで、予防につなげることができます。

①外出後は手洗い・うがいを徹底する

外出先から帰ったときは、必ず手洗い・うがいを徹底しましょう。ウイルスは、ドアノブ、電車やバスのつり革、階段の手すりなど、何気なく普段触っているものに付着しています。手洗い・うがいによって細菌やウイルスをしっかりと洗い流しましょう。

手洗いのポイントは、手のひらのくぼみ、手首、指と指の間など、洗い残しやすい部分もしっかり洗うことです。水洗いではなく、石鹸を使って丁寧に洗いましょう。

うがいは、いきなりガラガラうがいをするのではなく、まずは口の中をゆすいでから行います。はじめにがらがらうがいから始めると、口内の細菌やウイルスが逆に広がってしまい、口内に残ってしまいます。

②ウイルスの予防と感染防止のためにマスクを着ける

マスクを着用することで、鼻やのどの粘膜を乾燥や冷えから守ることができます。ウイルスの繁殖や活動を抑制するのに効果的です。マスクはウイルス予防としての効果はもちろん、自分が風邪やインフルエンザになったときに、他の人への空気感染を防ぐ役割も果たします。

のどや鼻の調子が悪いと感じたときは、必ずマスクを使うようにしましょう。

③水分補給をこまめにする

水分補給をすることで、のどや鼻の粘膜を潤すことができます。喉が乾いていなくても、20~30分おきに少量ずつ飲むなど、こまめな水分補給を心がけましょう。一日の摂取量の目安は1.2ℓ(コップ1杯程度の水6~8回)です。

冷蔵庫から取り出してすぐの飲み物は、胃腸を冷やして体温を下げるため、免疫力低下につながります。そのため、電子レンジで温めたりして、温かい状態で飲むのがおすすめです。

④湿度を管理する

細菌やウイルスは湿度が高くなるとその活動が急激に低下するため、湿度を管理することは重要です。湿度の目安は50~60%といわれています。部屋の湿度を上げる方法はさまざまで、簡単に湿度調整をすることが可能です。

・加湿器を設置する
・濡れタオルを吊るす
・洗濯物を室内に干す
・鉢植えの観葉植物を置く

上記の方法は室内に取り入れやすいため、ぜひ実践してみてください。

まとめ

寒さが厳しい冬は、風邪やインフルエンザにかかる可能性が非常に高いシーズンです。健康的に冬を乗り切るためには、意識的に風邪・インフルエンザウイルスの予防・対策をする必要があるといえます。

ウイルスを撃退して、風邪・インフルエンザとは無縁の冬を過ごしましょう。